うちの母は統一教会系列の天地正教という宗派(※)に属する愛命堂という関連団体で、せっせと人を騙し、日々働いているようである。朝から晩まで家を空け、もちろん時には家にいることもあれば宗教を休むこともあるのだが、そういうことを除けば、実によく働いている。身を粉にして働くというのはこういうことを指すのであろうという働きぶりである。
愛命堂から帰ってきてからも、家で勧誘活動や宗教活動、献金を促す電話やお金の借り方の指導等を行う。うちにはひっきりなしに同僚たち(信者)からの電話が入るし、母からも電話している。(もちろん電話代もばかにならない) 母がかける電話は同僚へだけではない。ゲストと呼ばれる他人にも電話をかける。おそらく高いものを売りつけるか献金でもさせるつもりなのだろう。
うちも母によって勝手に献金させられていた。母が実印や印鑑証明、保険証等を家から持ち出し、勝手に金を借りて、それを「ハイ、ドウゾ」とばかり献金してくるのである。おかげで、僕が中学生や高校生のころは借金とりの電話に毎日おびえていた。もちろん返済するために生活費を極限まで減らすわけで、その頃のご飯といったらヒドイものだった。冷蔵庫には何も入っていなかった。いつもおなかを空かせていた。友達が食べ物を持っていると、ジーっと見てしまうほどである。今思えばすごく恥ずかしい。
とにかく、母は他の信者からお金の借り方などを入れ知恵されて、もう借りれないぐらい借りてるのに、あの手この手を使って借金してくるのであった。そして、新しい借金が発覚するたびに父は激怒し母と大喧嘩をするのであるが、不思議なことに父はそのことについて何ら対策を講じないのである。文句を言いつつ認めてしまうのである。そのくらい頭の弱い人たちなのである(僕も含めて)。全てが悪循環。どんどん転落していった。今も転落し続けているのだが・・・。
もちろんそんな母をずっと放任してきたわけではない。何回も大喧嘩して辞めさせようとしたし、団体の抱える矛盾を冷静に指摘し、辞めるよう促したこともあった。その結果、惨敗だった。もはや母は全く異なるパラダイムの中に存在している。何を言っても通じない。どんな行動も違う意味で解釈し、それを信じて疑わない。
そして現在では事実上の放任状態が続いている。僕だってできるなら辞めさせたい。でも、無理なのだ。最近では殺人衝動まである。もちろん母に対するものだ。体がワナワナふるえてしまうので、自分を落ち着かせるため布団をかぶってうずくまる。気持ちをコントロールできなくなるのでは、と恐怖に襲われる。もちろん殺したくなんかないし、コントロールしようと決心しているが、心のタガがいつはずれてしまうか、本当に怖い。自分が怖い。
だって考えてみてほしい。電話で金をだましとろうとする母親の声が聞こえてくるときの、僕の気持ちを。お金の借り方まで教えてお金を出すよう説得している母の声が聞こえてくるときの、僕の気持ちを。 しかも、母に「騙すのは良くない」と言ってみたところで、母にしてみれば騙すなんて全く身に覚えのないことで、むしろ僕の方がおかしい、と冷静に言ってくる始末。そりゃそうだ、母にしてみれば、相手からお金をださせることでその相手を救っていることになるのだから。母はそういうパラダイムの下で全力を尽くしているのだから。もう手に負えない。
何を言っても無駄。でも放っておいたら母は不幸な人を増やし続ける。
さ い あ く だ あ あ あ あ ヽ(`Д´)ノ
もしさぁ、僕の目の前に教祖の文鮮明をつれてきてくれたら、ナイフでうまいこと刺し殺してやるんだが・・・。 といいつつ、そんな度胸がオイラにあるのかはかなり疑問だ。。
(※)
宗派っつうか、統一協会はキリスト教なのに、天地正教っていう仏教系と同じ組織なんだ(藁)。統一協会でも壷などを売っているわけだけれど(うちには2つある)、キリスト教で壷っておかしいでしょ? うん。そのおかしさにみんなすぐ気づいてしまって、布教しずらい(売りつけづらい)。だから、信憑性を出すために、又、日本で高齢者をターゲットにするために、天地正教を作ったってわけ。←これ僕の推測。
僕の見たところでは天地正教の母体が統一教会なんじゃないかなぁ。おそらくね。
統一教会の正式名称は「世界基督教統一神霊
協会」。
教会ではなく、正式名称が
協会なんだ。 この意味がわかるだろうか。 charch じゃなくて associationなんだ。 宗教なんて言っておきながらね。もうここまでくると馬鹿にされてる気分だ。
注:この記事を書いたあとの調べでわかったのだが、天地正教というのは既に世界基督教統一神霊協会に吸収されたとのこと。